Columnコラム

オーバートレーニング症候群

オーバートレーニングとは?

スポーツ活動によって生じる精神的・肉体的な疲労が十分に回復しないまま積み重なることで慢性的な疲労状態となり、長期的なパフォーマンス低下(通常は2カ月以上)を生じることを言います。

病態生理も栄養の枯渇、自律神経の問題、視床下部機能、酸化ストレス、炎症、精神的ストレスなど様々な仮説はありますが、わかっていません。そのことからも診断基準や評価指標も今のところはありません。

診断

除外診断となります。

喘息などの呼吸器疾患、感染症、睡眠不足、貧血、メンタル、低栄養(RED-S)、代謝内分泌疾患(糖尿病、甲状腺、副腎不全)、肝炎、薬剤性、脳震盪後、妊娠、心疾患など丁寧な問診による症状や経過から診断を絞っていきます。

参考

Overtraining Syndrome : Current Sports Medicine Reports (lww.com)

Overtraining Syndrome: A Practical Guide – Jeffrey B. Kreher, Jennifer B. Schwartz, 2012 (sagepub.com)

江戸川病院 スポーツ医学科HP

②オーバートレーニング症候群 | スポーツ医学科の主な疾患と治療方法 | 江戸川病院 (edogawa.or.jp)

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