Columnコラム

ホームページとプライマリ・ケア スポーツ医学について

初回投稿です。よろしくお願いします!!

このホームページは

①患者さんが受診される時に『どこでやってるの?』、『いつやっているの?』というところをわかりやすくしたい。

②プライマリ・ケアとして同じような考えで診療する仲間を全国に増やしていきたい。

主に、この2点が目的です!

プライマリ・ケア スポーツ医学とは?

そもそも、プライマリ・ケアとは何でしょうか?

“Primary care is the provision of integrated, accessible health care services by clinicians who are accountable for addressing a large majority of personal health care needs, developing a sustained partnership with patients, and practicing in the context of family and community.”

『患者の抱える健康問題の大部分に対応し、継続的なパートナーシップを築くことができ、家族や地域社会という患者背景を理解しながら医療を提供する包括的でアクセスしやすいことを特徴とするヘルスケアサービスである』

Primary Care: America’s Health in a New Era – PubMed (nih.gov)

また、プライマリ・ケアとは医師だけを指したものではありません。

“Primary care may comprise multidisciplinary teams of up to 30 professionals, including physicians, nurses, midwives, dentists, physiotherapists, social workers, psychiatrists, dietitians, pharmacists, administrative staff and managers.”

『看護師、助産師、歯科医、理学療法士、ソーシャルワーカー、精神科医、栄養士、薬剤師、事務スタッフなど、最大30人の専門家からなるチームで構成されます』

“primary care is patient-centered, so the disciplines of the professionals who treat a patient, and the distribution of their roles (e.g. who will be team leader), change according to patient needs.” 

『患者中心のため、患者のニーズに応じてチームリーダーは変化します』

Multidisciplinary collaboration in primary care: a systematic review | Family Practice | Oxford Academic (oup.com)

スポーツ医学においても患者中心に包括的にチームを編成し、多職種連携が求められます。

時には栄養の問題に関しては栄養士がリーダーとなり、運動器に関してはトレーナーがリーダーとなることもあるわけですね。

では、プライマリ・ケア スポーツ医学とは?

学生さんや研修医の先生に質問されて、言葉にするのに困ることもありますが、ざっくり、スポーツ(運動)に付随する様々な医学的な問題に対応する入り口となる分野だと思っています。そして、スペシャリスト(専門家)へ上手に繋ぐことも大切です。

スポーツ医学は諸外国でも少しずつ、守備範囲や定義は異なると思います。

(この辺りはあまり詳しくないですが…)

・AMSSM(アメリカスポーツ医学会)

  AMERICAN MEDICAL SOCIETY FOR SPORTS MEDICINE – AMSSM

 HP上にWHAT IS A SPORTS MEDICINE PHYSICIAN?という記載があります。

  What is a Sports Medicine Physician | Sports Medicine Today (sportsmedtoday.com)

他にも

・AOSSM(アメリカ整形外科スポーツ医学会)

  About Us | AOSSM (sportsmed.org)

・BASEM(英国)

  About – BASEM

・ACSEP(オーストラリア)

  Australasian College of Sport and Exercise Physicians – ACSEP

などがあります。

どこの国のスポーツ医学が良いとか悪いとかではなく、社会背景、文化などにより、求められる能力は少しずつ異なるのではないでしょうか。

つまり、日本には日本の社会背景や文化にあったスポーツ医学の形があるのだろうなーと思ったりしています。

下記のようなスポーツ医学を目指して取り組んでいきます!!

・子どもから高齢者まで、あらゆる人の運動器を含めた問題に対して、包括的に医学的なサービスを提供すること
・身体活動を通じて、集団と個人の健康増進を行うこと
・公衆衛生の専門家と協力し集団の健康にアプローチすること
・ピッチサイドケアなどの個人やチームに対する医学的問題に対応すること
・スポーツチームやスポーツイベントの医学的なマネジメントを行うこと
・スポーツに関わる多職種のリーダーとなること

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